4 1968年
5 諸元等
RM64X | RM64Y | RM64YU | RK65 | RK66 | RK67/RK67U | |
エンジン型式 | 2ストローク空冷並列2気筒 | 2ストローク水冷並列2気筒 | ||||
ボア×ストローク o | 31×33 | 32.5×30 | ||||
動力伝達方式 | おそらくRK65と同じ | クランクシャフト中央ギア→ジャックシャフト中央→ジャックシャフト右端ギア→クラッチギア→変速機メインシャフト→変速機カウンターシャフト→スプロケットシャフト | ||||
クランクシャフト回転方向 | おそらく前方 | 前方 | ||||
クランクベアリング | - | ボールベアリング×4 | ||||
排気方向 | 後方 | 後方 | ||||
排気タイミング 度 | - | - | - | BBDC93.4 | ? | |
掃気タイミング 度 | - | - | - | BBDC62.1 | ||
吸気タイミング 度 | - | - | - | ABDC45-ATDC70 | ||
キャブレター | ミクニM18? | ミクニM18 | ミクニM20 | ミクニM22 | ||
水ポンプ | 無 | 有 | ||||
エンジンオイルポンプ | 無 | 無→有 | 有 | |||
変速機段数(ギア比) | 10? | 10? | 12(1.8(2)-1.435(1.478)-1.192-1.037-0.931-0.867-0.813-0.781-0.75-0.719-0.697-0.677、( )内は変更後) | 12(RK65の変更後と同じ?) | 14 | |
10(1.714-1.375-0.866-1-0.9-0.833-0.774-0.727-0.697-0.677) | 12(RK65の変更後 と同じ?) |
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最高出力 PS/rpm | - | - | - | 14.5/16500 | 16.5/17000 | 17.5/17250 |
フレーム | - | - | - | バックボーン(スチール→アルミ) | バックボーン(アルミ) | |
タイヤ (前/後) | - | - | - | 2×18/2.25×18 | ||
ブレーキ(前/後) | - | - | - | シングルリーディング・2パネル/シングルリーディング・1パネル |
左は1973年に再公開されたRK67エンジン(12段変速機型)で、動力伝達経路がよくわかる。クランクシャフト後方のジャックシャフトのクランクシャフトとつながるギアの左にあるのは回転計ケーブル駆動シャフト、変速機メインシャフト右端前方はオイルポンプ駆動シャフト、変速機カウンターシャフト右端後方は水ポンプ駆動シャフトである。
RK65(スチールフレーム)、RK65(アルミフレーム)・RK66、RK67、RK67Uの中で、外観上はっきり区別できるのはRK67Uである。他のマシンの写真を下のように並べてみると、A(スイングアームピボット部上下の穴)の有無、B(同ピボット部後方のプレート(後ブレーキケーブルのガイドを固定する))の位置の違いがわかる。
他にオイルポンプ、排気管の遮熱板の形状・固定方法、フェアリング形状の違い等も識別の材料にはなる。
RK65(スチールフレーム) | RK66(アルミフレーム) | RK67 |
6 現存するマシン
(1)RK65
(2)RK66 A オランダに現存するマシン。アルミフレームのK5-50〜である。右は1998年のCCTTを走るグレアム。 |
B K5-162/K5-55
フレーム番号は打ち直されたものである可能性がある。RK67とクランクケース形状等が異なる。
(3)RK67
A -/K7-55(エンジン番号不明)
スズキが保有するマシンで、1967年日本GPでアンシャイトが乗ったもの。下左端は1967年日本GPで撮影されたもので、1973年に再公開された下左のマシンと比較すると、フレームの塗装の剥げ具合等が全く同じなのがわかる。しかし、エンジンは積み替えられているようだ。下中は同じく1973年の状態だが、ゼッケン3は1967年日本GPのアンシャイトのマシンと同じで、フェアリングの青銀の塗り分けラインが水平ではなく前上方に伸びているのも、同GPでのアンシャイトのマシンの特徴。下右、下右端は1997年の状態である。
1973年に再公開された12段変速機型エンジン(「5
諸元等」参照)は、下左、下中のマシンのものではないようだ。
1967年日本GP | 1973年再公開時 | 1997年鈴鹿ヒストリックミーティング |
B エンジン/フレーム番号非公開
エンジン/フレーム番号(非公開)等からすると1967年世界GPで実際に使用されたもの。水ポンプは装着されておらず、クランクケースの装着部には蓋がされている。右クランクケースカバーの厚みがRK66と全く異なる。クランクケース後部左の形状はRK66と大きく異なる(下右)。前後ブレーキはRK66と共通だが、後クッションユニットはRK67用。
C エンジンのみ(エンジン番号不明)
オランダにRK67エンジンが現存している。写真はこちらを参照されたい。
(4)RK67U | |
K7-5/-(フレーム番号不明) |