TBCビッグロードレース(菅生、10月7日) YAMAHA
ローソン、平、河崎、上野に加えウェイン・レイニーに0W76が与えられた。2ヒートのレース、第1ヒートはローソン、平、河崎、レイニーで浅見貞夫(0W70)が7位、上野8位。第2ヒートはローソン、平、河崎、水谷、レイニー、上野、浅見。ローソンはE1を使用した。 |
3 シーズン後公開
(4)詳細不明 シーズン後に公開された上とは別のマシンだが、マシンの全体像はわからない。ステアリングブラケットに「E1」と書かれているが、第11戦時の字体とは異なる。シリンダー-クランクケース間スペーサーがある。 |
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(5)フレームのみ 左側に後ブレーキ用ブレーキ液タンクを装着できるようになっており、元はフェラーリのマシンのフレームであることがわかる。フレーム上面前側の補強がある。 |
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4 1984年に使用されたマシンの分類
(1)スイングアーム
前述のように0W76のスイングアームには複数のタイプがあり以下のように区分したが、記号は私が勝手に付けたもので、「適用」は推定を含む。
※1 スイングアーム本体に後端部を装着した跡。 | ||
※2 この違いと後タイヤ直前の形状とは関連があるようだ。「ずれ」があるタイプの 後タイヤ直前形状が左、「ずれ」がないタイプの後タイヤ直前形状が右である。 |
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(2)ローソンが使用したマシン(推定を含む)
SA | I | E | Atr | A | F | Y | N | B | GB | S | SM | |
E1 | R | P | P | P | R | P | P | P | P | P | R | R |
C-1 | C-1 | C-2 | C-2 | C-2 | C-2 | C-2 | C-2 | C-2 | D-4 | D-4 | D-4 | |
E2 | P | R | R | R | P | R | R | R | R | R | P | P |
D-1 | C-1 | C-1 | D-2 | D-2 | D-2 | D-2 | D-2 | D-2 | D-3 | D-3 | D-3 |
「R」はレースで使用、「P」はプラクティスのみで使用、下段はスイングアームの記号。 |
シーズン途中でフレームを交換した可能性は充分ある。 |
5 諸元
※MOTO COURSE1983-84ではローラーベアリング×4となっている。0W61は公開された展開図では表のとおり。 |
6 現存するマシン
0W76-E-401/0W76-B-404 | ||||
後ブレーキペダルは車体右側にあるが、フレーム左側に後ブレーキ用ブレーキ液リザーボアを装着できるようになっており、元はフェラーリのマシンであることが分り、フレーム番号からF2だと思われる。3-(5)のフレームから組上げられたものではないようだ。シリンダー-クランクケース間スペーサーがある。後輪は18インチ。 |
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