日本のファクトリーレーシングモーターサイクル
ホンダRC116 RC166 RS1000 NS500 RS750R スズキRK67 RS67U XR34
XR40 XR45 ヤマハRD05A RA31A 0W48 0W70 0W76 カワサキKR500 KR250/350 

                                             開 設 者 あ い さ つ

    「第二次世界大戦で日本はアメリカの物量に負けた」とよく言われます。しかし、「物の量」に負けたのではなく、「物」も「量」も負けたというべきだと思います。

  戦後の日本のモーターサイクルの品質は当然のように欧米のものより劣っていました。しかし、国内での競争で生き残ったメーカーは力を付け、舗装路でのレース経験もないまま海外に飛び出して行きました。そして、初挑戦から数年後には圧倒的な強さを見せるようになり、レースのみならず世界のモーターサイクル市場を握るまでになったのです。そして未だに日本に続く国はありません。  

  このような物語を知ったとき、私の胸は熱くなりました。この歴史は日本人として誇りにできることだと思います。そして、ロードレースに関係する雑誌・書籍を読んだり、現存するファクトリーマシン(ワークスマシン)を観察していると、活字とは異なること、活字になっていないことに気が付くようになりました。このサイトでは、このようなことを中心に公開していきたいと思います。  

   残念なことに、この歴史が日本の社会では無視されていますし、メーカーにすら無視されているか、せいぜい、宣伝の道具になっているだけです。そして実態が明らかにならないまま歴史が失われているのです。
  このサイトがきっかけになり、過去のファクトリーマシンによるレース活動についての新たな事実が明らかになればこれほど嬉しいことはありません。 間違いも多々あるかと思います。お気づきのことをご教示いただければ幸いです。

2002年1月   野田健一                          

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