排気音の魅力

 私がロードレースに興味を持った頃、いや、今でもそうかもしれないが、4ストロークは2ストロークより排気音が魅力的だ、と言われていた。
 海外から本や雑誌を購入するようになり、しばらくした頃、ある雑誌に、TTレースのレコードの広告が出ていた。「TT Highlights 1957-1968」と「The 1967 Diamond Jubilee Isle Of Man TT Races」の2種のLP2枚組である。早速、購入して聴いてみると、2ストロークの音もいいな、というのが率直な感想だった。これらのレコード(テープ)は今ではCD版を購入することができる。
 私がレースを最初に見た時は、すでに騒音規制が行われている時代だったが、4ストロークと2ストロークの競演を楽しむことができた。

 私にとって、排気音はレーシングマシンの魅力の大きな割合を占めている。また、排気音はエンジンの性能に左右されるということも、魅力をかきたてる要因になっているように思う。
 ここでは日本のファクトリーレーシングモーターサイクルの魅力的な排気音を載せてみる。
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   車名 ストローク 排気量 cc 気筒数 状況 備考
ホンダ 2RC114 4 50 2 ウォームアップ、直線 フレームはRC113、RK67を追う
RC145 4 125 2 ウォームアップ、スタート 2台スタート
4RC146 4 125 4 ウォームアップ  
RC162 4 250 4 ウォームアップ、スタート  
RC166 4 250 6 ウォームアップ、直線 エンジンは90%レプリカ
RC172 4 350 4 ウォームアップ、直線  
RC174 4 297 6 ウォームアップ、直線  
RC181 4 500 4 ウォームアップ、直線  
NS2-B(NS500) 2 500 3 ウォームアップ、直線  
NSR500(92) 2 500 4 ウォームアップ、直線 直線でYZR500を追う
スズキ RK67 2 50 2 ウォームアップ、スタート  
RS67U 2 125 4 ウォームアップ、スタート  
XR05(75) 2 500 2 ウォームアップ、直線 一般名は「TR500V」
ヤマハ RD05A(その1、その2) 2 250 4 ウォームアップ、直線、直線  
RA97 (その1その2) 2 125 2 ウォームアップ、スタート、直線  
OW31(YZR750) 2 750 4 直線