RC144FとRC145F?

 下左端はRC144Fの概略図、下左はTTレースの谷口車、下右は東ドイツGPの高橋車、下右端は東ドイツGPのフィリス車である。

        

 フィリス車と高橋車では後ショックユニットの上部取付部の形状が若干異なる。単なる仕様の差かもしれないが。
 またシーズン後、東京モーターショーで展示されたマシンの名は「RC145」であることからすると、上右端は「RC145F」なのだろうか。しかし、このマシン、東京モーターショーで展示されたマシンにもスイングアームピボット前のエンジン装着アタッチメントがある。1961年にRC145Fが存在したのだろうか。あるいは当時開発中だった1962年型RC145の名前だけを付けたのだろうか。当時のホンダのエンジン/フレーム番号の付け方はどうもエンジン優先のようであり、その点からすると後者の可能性が高いと思う。
東京モーターショーに展示されたマシン。RC145という説明書きが見える。