0U28(XJ750改/XJ750R)    yamaha 

1983年8時間耐久レース
  公表名称は1982年と同様XJ750改で排気量は900cc程度。後輪駆動はXJ750市販車のシャフト駆動をチェーン駆動に改修、このため市販車のクランクシャフト回転方向を逆方向にしている。当然、カムシャフトも逆回転しているはず。ゼッケン29の特異な前サスペンションに注意。ゼッケン29Tは通常の前フォークを装着。レースではおそらく000002が出場。
おそらく -/29R-000001 -/29R-000002
1984年8時間耐久レース
 公表名称はXJ750R。TT-F1レギュレーション変更により排気量は750ccになる。レースでは401が出場。
  −/0U28-B-401           −/0U28-B-402

 1982-83年はヤマハファクトリーではなかったが、マシン製作は0U=市販車開発実験部門によるものであり、社内呼称0U28が与えられた。その事実は伏せられていたため、1983年型のフレーム打刻は0U28ではなく1983年型ヤマハXJ750Eの部品番号体系上の機種記号である「29R」になった。おそらく1982年型XJ750改のフレーム打刻は1981-82年型XJ750Eの機種記号「5G9」だったのだろう。なお、1983年型XJ750E市販車のフレーム番号は29R-000101から始まるため、上のマシンのフレーム番号29R-000001、29R-000002は本来、XJ750Eの先行開発車が使用していた番号である。

 そして、1984年になりファクトリーが活動を引き継いだため、1984年型はフレームに堂々と「0U28」が打刻された。

現存するマシン

 −/0U28-B-401(エンジン番号不明)

 1984年鈴鹿8時間を走ったマシンである。

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